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【北九州市】古民家風ではなく、レトロ。時を経ても色褪せない住まいづくり

2025.11.28

北九州市でリノベーションをお考えの皆様、こんにちは。
KiTaku design 一級建築士の土肥です。

北九州市で住宅リノベーションのご相談を受けていると、「懐かしくてオシャレな空間にしたい」というご要望をよくいただきます。
そんな時、多くの方が「古民家風」や「和モダン」という言葉を使われますが、実は皆様が本当に求めているのは「レトロ」な空間なのではないでしょうか。


【古民家風とレトロの違い】

「古民家風」と「レトロ」は似ているようで、実は大きく異なります。

古民家風は、日本の伝統的な民家の雰囲気を現代風にアレンジしたもので、太い梁や土間、囲炉裏といった要素を取り入れることが多いデザインです。

一方、レトロは昭和30年代から50年代頃の近代日本の良き時代の雰囲気を再現するもので、ガラス戸や金属製の照明器具、昔ながらのタイルなど、当時の生活に根ざした素材や意匠が特徴です。

北九州市には、かつて工業都市として栄えた時代の面影が残る地域も多く、レトロな雰囲気が街に溶け込んでいます。そうした地域特性を活かしたリノベーションを行うことで、懐かしくも新鮮な住まいが実現できます。


【レトロ空間を作る2つのコツ】

レトロ空間を作り上げるには、明確な2つの要素があります。

1つ目は「古建具を効果的に使うこと」です。
古建具とは、古い家屋で実際に使われていた建具のことで、ガラスの質感、木の風合い、金物の重厚感など、現代の新品では決して再現できない独特の味わいがあります。

2つ目は「新しいものを適度に古めかしく作り込むこと」です。
すべてを古いもので揃えることは現実的ではありませんし、機能性の面でも問題があります。
そこで、新しく作る部分についても、レトロな時代感に合わせて素材や加工方法を選定していきます。


【素材選びの重要性:プラスチックを使わない理由】

レトロ空間を作る上で、素材選びは極めて重要です。
私たちが特にこだわっているのは、金属製のパーツや金物を選ぶこと、そしてプラスチック製のものは極力使わないということです。

その理由はシンプルです。
昭和30年代から50年代には、プラスチック製品はまだ一般的ではなかったからです。
当時の照明器具は金属製、ガラスは本物のガラス、タイルも手作りの風合いがあるものが使われていました。
このような本物の素材を使うことで、視覚的な説得力が生まれ、本当に時を経た空間のような深みが出てくるのです。


【時を経ても色褪せない:レトロ空間の最大の魅力】

レトロ空間の最大の魅力は、「時間が経っても古くならない」という不思議な特性にあります。
正確に言えば、最初から古いので、時間が経っても「古くなった」という感覚にならないのです。
一般的な住宅は、どうしても10年も経つと汚れが目立ってみすぼらしく見えたり、デザインが時代遅れになってしまったりします。
流行を取り入れた空間ほど、その傾向は顕著です。 しかし、レトロ空間は違います。
時間が経つことで、むしろ「味が出た」という感覚になります。
最初から古く、そしていつまでも古いまま。この「経年変化を楽しめる」という特性こそが、レトロ空間の大きな魅力なのです。


【北九州市でレトロリノベーションを実現する】

北九州市は、八幡製鉄所を中心に発展した工業都市として、昭和の面影を色濃く残す地域です。
門司港レトロに代表されるように、レトロな雰囲気が地域の魅力となっています。
こうした地域特性を活かし、中古マンションや戸建住宅をレトロにリノベーションすることで、北九州という土地に根ざした、唯一無二の住まいを作ることができます。


【古建具の買い付けと選定】

レトロリノベーションで重要な古建具は、それぞれのお住まいに合わせて慎重に選定します。ガラスの種類(すりガラス、モールガラス、色ガラスなど)、木枠のデザイン、金物の形状など、細部にまでこだわって選んでいきます。
古建具は一点もので、同じものは二つとありません。
だからこそ、お客様のお住まいの雰囲気、間取り、他の素材とのバランスを考慮しながら、最適なものを選び出す目利きの力が必要になります。


【照明器具とタイルへのこだわり】

レトロ空間を演出する重要な要素として、照明器具とタイルがあります。
照明器具は、金属製の本体にレトロなガラスシェードを組み合わせたものを選びます。
昭和時代の喫茶店や洋館で使われていたような、重厚感のある照明が空間全体の雰囲気を決定づけます。
タイルについても、昔ながらの手作り感のあるものや、当時実際に使われていたデッドストックのタイルを探し出して使用することがあります。
現代の均一な工業製品にはない、微妙な色むらや質感の違いが、レトロな雰囲気を作り出します。


【機能性とデザインの両立】

建築士として常に意識しているのは、デザインだけでなく機能性も確保するということです。
レトロな見た目を実現しながらも、断熱性能、耐震性能、日々の暮らしやすさといった現代の住宅に求められる性能はしっかりと確保します。
古い素材を使う部分と、現代の技術で性能を高める部分を適切に組み合わせることで、「見た目はレトロ、性能は現代」という理想的な住まいが完成します。

本物のレトロ空間を実現したいとお考えの方は、ぜひご相談ください。
古建具の選定から素材選び、照明計画まで、一級建築士として培ってきた経験と知識を活かし、時を経ても色褪せない住まいをご提案いたします。
初回のご相談は無料で承っております。
「レトロな雰囲気が好きだけれど、どう実現すればいいかわからない」「古建具を使ってみたい」といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。
地域の皆様の理想の住まいづくりを、しっかりとサポートさせていただきます。

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